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2006年04月15日
遠音別岳(標高1331m)

いつもは土曜日の朝出かけることが多いのですが、今日は天気予報も参考に金曜の夜出発しました。
国道から、除雪されていない林道へ入り、スタックしてしまいました。
先発のみんなに押してもらって、何とかテント場へ。
15日の天候は予報でも快晴が期待され、満月に照らされてお酒もすすむのでした。

天候:晴れ
メンバー:北見山岳会 Y氏、T氏、W氏、W夫人、L嬢、boss 
コース:国道334号線〜オペケプ林道〜252P〜西尾根〜遠音別岳





今回のコース。カシミール3DにGPSトラックデータをプロットしてみました。





寝静まったテントから出てみると。
満月でした。

5時出発。
少々眠たい。飲みすぎか?

除雪されていない林道を黙々と行く。
十分あかるいですが、まだ日が昇っていません。

cont.252の送電線下。登り切ると、
正面にラサウヌプリが現れる。

少し右を見ると海別岳が朝日に光っている。

でも皆の視線はラサウの牙へ・・・。


朝日が射してきました。


ヤツ(羆)の足跡。
鹿を追っているのか。

足跡の大きさから別の個体か。
こちらも鹿の足跡を辿っている。

しばらく緩やかな傾斜が続く。


主のようなオンコ。


cont.450付近からの登り。

こんな大きなオンコは見たことないです。


スタートから3時間半。
緩やかな傾斜を登る。まだまだ遠い。

前方が急に明るく開けてきた。

羆も鹿もその気配が既にない。


天気よし。風もなし。(ここまでは)

・・・。


森林限界を超えると

ラサウヌプリが近くに見えます。

風が少しずつ強くなります。

遠音別岳の威容が目前です。
また元気が出てきます。

でもなかなか近づきません。


左手に、知西別岳。

足元はカリカリ。


ラサウヌプリと海別岳が重なって見えます。


ここでスキーをデポってツボ足です。


頂上にて。風も凪いで、背中が温かい。
視線の先は・・・。

ビールを飲んで、6時間の健闘を称えます。

ラサウヌプリ&海別岳。


羅臼側。

遠く霞む国後島。

知西別岳。


振り返ってみると、随分歩きました。
池はまだ雪に覆われて真っ白です。

足元はこんな感じ。


一面、亀甲文様状にえびの尻尾が。

下山。


波の音が聞こえるテント場から、一気に登り6時間と少々。
なかなか上がらない足に、一歩一歩気合を入れて、何とか登頂できました。
下界は既に春ですが、そこにはまだまだ冬が残っていました。

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