山行記録目次  Top Page
2006年01月28日
有明山(標高1634m)途中撤退

15日のチトカニウシ山に続いて北大雪です。28日夜に北見山岳会の新年会があり、日中の時間を使って有明山に登ってみました。
熊ぷ〜さんと市内某所で午前5時の待ち合わせ。遠軽を過ぎるころにはうっすらあかるくなって来ましたが眠たいです。
国道333号の最初のヘアピンカーブを出たところ、橋を渡ってすぐのところが湧別川林道入り口です。
15日に通過したときにはこの場所は除雪されていませんでしたが、28日には数台の駐車が可能になっていました。
雪が柔らかいところもありますが、乗用車でも大丈夫でした。が、念のためスコップはお忘れなく。
林道は除雪されていませんので、長いアプローチとなります。

天候:曇り、小雪。
メンバー:熊ぷ〜さん、boss 
コース:国道333〜湧別川林道〜北尾根〜1570m地点で撤退 





今回のコース。カシミール3DにGPSトラックデータをプロットしてみました。





国道333号線を遠軽町方向から走り
ヘアピンカーブの出口、橋のたもとの駐車スペース。

林道入り口から見る眺め。


危険。
林道入り口から1kmほど入ると左手に崖。
水が流れています。

雪に埋もれたトレースがありましたが
柔らかくて、かえって歩きにくく、
結局、交代で新たにラッセルすることに。

気温があまり下がらず、パウダーではあります
が、重たいです。(膝下ラッセル)

850mあたりで林道から離れます。


樹林帯の中は風も弱く快適です。


でも雪は深い。

標高が上がると、雪のつき方に変化が。
だんだん樹氷のボリュームが大きくなります。

大きな雪饅頭。
中身は何でしょうか?気になります。

多くの雪を抱えて重たそうです。



雪の中からなにやら飛び出しました。(画像なし)
クロテンかな?と熊ぷ〜さんが推測

木は疎らになってきます。


既に松の植生限界を超えました。


1520mを超えると景色が変わります。
風も直接当たるようになりました。

樹氷を払い落として、帰路のマークとします。
人工物を残置しない配慮。

1570m地点。位置を確認します。
視界不良で撤退の判断。頂上も目視できません。

1570m地点から北東方向の斜面を見下ろす。
周りの山はまったく見えません。

下山します。
転ばぬように下りることにします。


砂防ダム。


冷たい雪ですが、
柔らかくまあるい形。

スキーだと下りが楽のはずですが。
傾斜がゆるく厳しい歩きです。

その夜。北見山岳会新年会に参加させていただきました。
生田原のキララン清里


畑の中にぽつんとあかるく建っています。


とても暖かい。


体育館には校歌の額が残されています。



休み時間も入れて、登り4時間、下り2時間半の長い歩きでした。
この時期標高1500mを超えると、冷たくて寒くて厳しいのですが、下界では味わうことのできない感覚が楽しめます。

山行記録目次  Top Page