山行記録目次  Top Page
2005年7月24日
斜里岳(標高1545m)

30年ほど前に一度だけ登ったことがある。今日は、熊ぷ〜さんにご挨拶もしたいので、天候が優れないが行ってみることにした。
道路地図を忘れてきたので、登山口までXXkmという看板を頼りに、車を走らせる。残り一キロまで順調に来たが、その先が悪かった。 もともと道順を確かめずに走ってきたのが悪いのだが、車には山の地図しか無い。そろそろかというころ、前方に農協が設置したシカ柵があり、江鳶奥林道入り口なる看板があった。 いい加減にここだろうなどとやったものだから始末が悪い。この山を良くご存知の方には、笑い話にしかならないが、本人は真剣!  30分ほど走り、さすがに「なんか変?!」と思い、来た道を戻る。 あとで自宅に戻ってから地図を見ると、どうやらユクリイオロマナイ沢川の分岐下まで行ったようだ。
結局一時間はロスしてしまった。雲が低く斜里岳がまったく見えないため、迷い込んだとしておこう。本当は、単に準備が悪いだけであるが。それにしても戻る途中で、神戸ナンバーのエルグランデとすれ違った。ひょっとして彼らも私と同じ過ちを犯したのだろうか・・・? 行き先を尋ねてさしあげれば親切だったかなぁ。
さて前置きが長くなったが、このロスで出発が12時を回ってしまった、今日の天候からして17時には戻らないとまずいと考えて、最悪頂上へたどり着かないかもしれないと思いながら登り始める。遅くとも15時には下山開始と決めて登りだしたが、頂上が近づくにつれ多少遅くなっても折角だから、折角来たのだからと、もう一人の自分が背中を押す。
なんのことはない、結局頂上を踏んできた。

天候:快晴
メンバー:boss 単独
コース:清岳荘〜斜里岳(旧道)〜清岳荘





登山口のある清里町はジャガイモの町。
沢山の芋畑で、満開である。

問題のゲート。
自然保護のため砂利道のエトンビ山
スカイラインをスカイラインが行く。

江鳶(エトンビ)山スカイライン入り口。


こちらが本物の斜里岳登山口の入り口。

遅れを取り戻すべく先を急ぐ。


旧道(沢登り)にはこんな小さな滝が沢山ある。
登山口も清岳荘も何にも撮っていない。
あわてていたのだ。

左の岩の棚を落ちないように歩く。

ハリブキ。


シダの類。
ミヤマワラビ。

長さ10mくらいの雪渓。

しぶきに煙る。


かなり湿度が高い。


岩肌を流れる滝。

マルバキスミレ。


七重の滝。


チシマフウロ。
トカチフウロ?

マルバシモツケ。


トリアシショウマ?


ミミコウモリ

ミヤマキンポウゲ。


ミヤマキンポウゲ。


激しく滝つぼへ・・・。

ミヤマキンポウゲ。


この先で沢から離れる。


ウコンウツギ。

エゾノツガザクラ。


新道から登ると、ここで合流する。
上二股。

ハクサンチドリ。

まさに胸突き八丁。
もう少しで15時になるが・・・。

馬の背まで来た。
予定の15時を少し回っている。
折角来たのだから、頂上まで行くことにする。

メアカンキンバイ。

ゴゼンタチバナ。


オオバスノキ。


チングルマ。

チシマギキョウ。


二十数年ぶりの頂上。
何にも見えません。

二等三角点です。
国土地理院の前の文字が削られている。
建設省と書いてあったのか、削るなんて珍しい。
番号も打刻していない。

山行記録目次  Top Page